家族は成長して離れ離れになる前に、うんと思い出を作っておくべきです。いろんなところへあちこち、もいいのですが、できれば共有できる思い出がある場所へ幾度となく・・・・という家族の十八番みたいな場所があれば、人生の糧・・・・につながる気がしています。

　私達の思い出はなんといっても信州ですが、そのなかでも時々、夜行列車で北陸を経由して、という関西からはスタンダードでないルートの旅がいくどかありました。　　　　たまにスキー客が「シュプール号」という列車で白馬入りするときのルートで春先（ゴールデンウィークの一つ後の週末）にでかけたのです。

　残り少なくなったブルートレインですが、まだ残っているでしょう。「きたぐに」という夜行急行です。

それは、夜旅立つというわくわく感、なにか一泊得をしたような幸福感。大阪駅の一番はしのホーム（１０番だったか１１番だったかすみません！）　　　夜１１時を過ぎても大阪駅は通勤の賑わいが続いています。その通勤に疲れた人々を尻目に・・・・・少しの優越感で列車を待ちます。　　　子供たちも同じ気持ちです。いいえ、大人が子供の気分で・・・・・といったほうがいいでしょう。手には、楽しみに買ってきた飲み物や少しのおにぎり、駅で買った数種のドーナツ・・・・があったような気がします。　　車内の寝台で寝るのを惜しんで食べるんです＾＾ この旅は本当にわくわく感につきる旅なのでお勧めです。Ｂ寝台で十分なんです。まずは目的地、信州に入るのに北陸路を回ります。福井、金沢、富山を経て新潟県糸魚川市・・・・・これだけでもう旅情はたっぷりでしょう＾＾
　　　　　　　　　　　次回へ　　　　　　　　　（続く）