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 JR京終駅前のオーガニックマーケットからのブログです。自然食品やエコロジー雑貨、フェアトレード商品を扱っています。  物語のある製品と作り手の風景を伝えながら事業をささやかにすすめています。
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四月一日・・・・・それぞれの桜・・・・・・
  息子と言い争いになった。帰りの終電を逃し、友達に泊めてもらうなどが続いたからである。

年度の切り替えでこちらも、支払い事項が多く、その上、帰りを待ちながら夜中に連絡が入ると夜も寝れなくなったからだ。それでも、梅しょう番茶は神経を落ち着かせてくれる。息子は今、伸びようとしている。それは確実にわかっているけれど、人との摩擦もさけられない。こんな時期は止めようがない。それもわかっている。

出頭に塩番茶を入れて、とにかく無事でと願うだけなのだが、外を走るよりも、中で見守ることのなんと大変なことか。普段仲の良い、相性の良い息子である。たまにぶつかるときつい。それでもひとしきり言い合うと、必ず私も息子も「ごめん」という。小さいころから寄り添っていた家族なので、自立の摩擦は結構強い。

 郡山の桜は・・・・・八部咲き・・・・・このところの花冷えの無情な強風で散り急ぐ花すらある。

新しいスーツ姿の若者の集団が歩いている。そうか・・・・・4月1日なんだな・・・・・・

家族四人と愛犬と・・・・・・城址の桜を見ていたころは、もう十年くらい前かな・・・・・・いやもう少し八年くらい?

とにかく、みんな、それぞれの桜、つれあいは配達の佐保川の桜を見ているだろう。チューリップのファンで
小さいころから聴かせていた「魔法の黄色い靴」が流れている。私ひとりの黄色い靴・・・・・
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生きるじたばた・・・・・・
   とにかくこの世は大変きわまりない。

なんと、お金のかかる国であることか・・・・・金持ちよりも貧困のほうがお金がかかるんだから救いようがない。

・・・・・・と愚痴ってみてもしようがない。知恵を絞り、心をつくして何とか踏ん張るしかない。でも心の救いは
やはり人である。これにずいぶん助けられた。あきらめないことが大事である。見限らないこと、投げやらないこと、花冷えのこのごろ・・・・・・開いたばかりの桜も日本の寒さに震えているだろう。風も強い。
 容赦なく、小さな花びらを飛ばしている。

時々、きまぐれに学生たちがどやどや押しかけてくる。ホットドックはありがたいのだけど、突然すぎて慌てふためく。そうそう、ポエムの無農薬キャベツのソテーが、一段とおいしくなりました。

何故って?販売もしている「カレーのつぼ、野菜」を使用しているからです。これを使って、無農薬で150円は
安すぎでしょう。でもこの値段はとりわけ、私たちみたいな下々の庶民に食べていただきたいから。金持ちなリッチなお客さんはプラス料金でお願いします(笑)学生たちはどやどやと店先に集まり、わいわいさわいで、
少しずつ、少しずつ店中に進入してきます。そしてホットドックを食べ終わってもなかなか立ち去りません。

店の前でさわいで、駅のロータリーの方がまだ広いのに。危ないですよ。学生さん・・・・・・ほら、車がクラクション鳴らしてる・・・・・・いくとこないのか学生さん。私たちも、こんな時代がありましたねえ。放課後、パンやカレーせんべいをかじるのです。ファンタ、チェリオ、もう飲みたくないけどねえ。懐かしい懐かしいむかし・・・・むかし・・・・・
 
約束のない朝・・・・・・
 久々に約束のない朝、家にはかやくご飯とお味噌汁を用意して、番茶をわかして娘と自分には大根おろし入り梅しょう番茶をいれ、昨日の夜、体調がよくなかったので里芋パスターをはっていたのをはがし、荷物をまとめて車に乗る。   すっかり春になった。郡山方面はもう桜が五部咲き・・・・・お城まつりが始まる。

 道すがら・・・・・いつのまにか閉店している店舗のいかに多いことか・・・・・小さな店の閉店など、だれも目もくれない出来事だろう。大きな店舗でさえ、どんどん様変わりしていく。もったいないことだ。作っては壊し、壊しては創り、一体何をしているんだろう。日本て国は・・・・・・どんな金使いをしているのだろう。日本人は・・・・・・

必死に守っている私たちの店は、どんな風に見えるのか・・・・・

すっかり春になった。永く見ていない、信州の残雪の山々を思い浮かべる。「すべての病気、すべての不幸は自然から離れたことが原因」と。実に私も同感である。      私の本籍は今、長野県上田市にある。
確か、信州は伊那平、松本平、長野平、佐久平にわかれていて、東信州にあたる上田は佐久平になるのかな・・・・・。佐久平の南、東御市は晩年の水上勉さんが終焉の地と選ばれた場所で、事実、その地にて永眠された。

原発銀座といわれた福井県若狭の小浜にて人生の大半を過ごされ、原発に反対されながら、最後は佐久を
永住の地と選ばれたいきさつは知らないけれど、若狭も好きな場所である。ただ、異様に光る原発の建物を除けば・・・・・恐れていた事故が美浜で起こったのは、もう何年前か・・・・・水上さんも灰谷さんも逝ってしまわれた。小さな形でも継承していかなければならない。
保育士時代
 一年に一度、食事のランチタイムを約束している保育士の友人がいる。

何があっても、必ず会うことにしている。今年は、梅しょう番茶のおかげか花粉がほとんど大丈夫なので^^
マスクなしに出歩ける。^^とはいえ、仕事の合間なので、少なからず時間と相談はしている。

ならまちでおいしいそうな黒米のランチがあったので入った。大したことはなかった。自分たちがオーガニックにこだわり始めているので、やはり自分ランチのほうがおいしい。でも短時間だけど、春の日差しのなか、ほっこりといろんな会話をした。相手も狭い世界での毎日、「違う世界の人と話すと気持ちがリラックスする」らしい。

最後の保育士時代の三年間は本当に楽しい保育ができたと思っている。

大変なことにも巻き込まれたけれど、のびのびと、だけどやはり得意の一本筋の通った保育ができていたか?

子供たちにはどうだったかな?・・・・・保育園は・・・・特別のにおいがする。

私のようにいろいろなことをしてきた人間は子供には新しいにおいがするようだ。好奇心の強い子供はそのにおいをすばやくかぎ、吸収して興味を示す。そして、新しい風を知り、楽しもうとする。いきいきとする子供は新しい風の持ち主を歓迎するし、押したりひいたりして人間遊びをするのだ。人見知りタイプはけげんな顔で、おそるおそる触れようとする。或いはじっと見ている。園庭の木におしっこをかけてた子供が保育士に叱られた。
叱られなれてる彼は照れながら私に近づき笑っていた。私がただ叱らないことを見抜いている。「天の神様が見てるんよ」と私は言った。彼は「せんせ、天の神様てこわい?」「怒る?」とたずねた。「ううん、怒らないよ、でもじっと見てるねん。」と答えた。「ふうん。」 怒られるよりじっと見ている方が、はるかに怖いことが頭のよい彼に伝わったろうか?不思議な縁があり私は彼と真夜中の小児科の病室の窓から、奈良盆地の夜景を手をつないで見ることになる。私も彼も多分一生忘れない思い出になってしまっただろう。この秘話はまたいずれ・・・・・
故郷の人々
このところ毎日、訪問者が来る。お客様ではないゲスト。昨日も県南に住んでいたときの、実家のつながりで、
40年以上の知り合いが、母とともにやってきた。二人とも80歳を過ぎている。

故郷の人々は義理堅い。言葉や約束を守ろうとする。(例外の故郷の人もいることのことわりも入れておこう)

世の中には、歴然と「良い人」「悪い人」がいる。私は人間探訪が仕事の一部なので、「良い人の中にも悪いところがある」「悪い人のなかにも良いところもある」と思う人間で・・・・・・つまりは人間の「良いところ」を観ようとするタイプだった。だったというのはここ一年くらいでどうしても「悪い人」というのがいるとわかったからである。

高齢者の仕事はそれを教えてくれたのだ。でも私は、めげないことにした。人間のトラウマにはならない努力をする。そして、できるだけ良い人の空気を集めるようにした。人の通気性を良くし、流れの悪い部分には風穴をあけて、楽に行き来ができるようにし、どうしても流れないところはさっさとあきらめる道も作った。

故郷の人は私にとっては頭の上がらない人である。人生を通じてお世話になった。或る意味、子供やつれあいより永く知り合いなのである。もう余生を送られている。訪ねこられたのも、「歩けるうちに」との思いもあるのだろう。離れた両親をお互い見守りながら生きて下さっている。ありがたいことだ。故郷の人はだいたい涙もろい。

「感極まる」ということに正直である。「恥ずかしい」の前にもう涙がこぼれている。でも、強いと私は思う。

故郷の人々は、そろそろ私を必要としている。口では言わないがそんな時期がきている。腰をあげよう。
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