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 JR京終駅前のオーガニックマーケットからのブログです。自然食品やエコロジー雑貨、フェアトレード商品を扱っています。  物語のある製品と作り手の風景を伝えながら事業をささやかにすすめています。
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闇の中のオーガニックトラック
 怪しいお商売ではない。最近八百屋「ろ」さんの引き売りの到着が大幅に遅くなり、7時を過ぎていることが多くなった。当然、街中は真っ暗である。その上、あろうことか、トラックの蛍光灯がここ数週間、接触が悪く切れているのだ。全くこれは、引き売りには致命的ではないか?商品はわずかな、電池のランタンの微光のみで照らされていて非常に見づらい。・・・・・ポエム村の懐中電灯やささやかな電気で照らしてやっとどうにか見える具合なのだ。・・・・・にもかかわらず、店主の微動だにしない平常心。ありのまま・・・・・最近は「またか・・・・」と出会いの話題が、この真っ暗なトラックになってしまった。ぐちゃぐちゃつぶやいていると、店主は見えない。駅のトイレに行ってしまうのだ。この人のマイペースには勝てない。商品を選んでいる間、彼はポエム村のホットドックをほおばる。出来上がったと声をかけても返事がない。近所の自動販売機にたばこを買いに行っているのだ。

夏のろっきゃおでの上映会でも不思議なことがあった。それは、一日二回の上映の夕方の部のこと・・・・・
映写機を回していた店主秀夫さんだったが機械のトラブルで映像が中断してしまった。中座したお客さんは
暑さと暇つぶしにオーガニックかき氷を食べたりしてくれたのだが、機械はいっこうに直らず、二度目の上映はクライマックスを残して中止となった。仕方なく、秀夫さんは語り部となる。四国の山中に近年まで残っていた焼畑農業の暮らしの映画を最後までたんたんと語り始めた。映画は有料だったので払い戻しの手続きがあったのだが、受付に耳をこらしていると、誰も払い戻しを受け入れないのだ。真夏の暑い日、不便な農家にバスを乗り継いできてくれたひとたち・・・・おいしい玄米かゆやシチューを食べニコニコと帰って行った。秀夫さんはマイペースだが、いつも人がまわりにいる。不思議な人だ。
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