青りんごでお預かりしているみどりの家作業所のさおりも展示即売されているおりおり展がイトーヨーカドーの
四階イベント会場で開かれています。木曜日がみどりの家さんのお店番ときいていて、それも三時で交代とのことで、スタッフがいるうちにと駆けつけました。が・・・・・あいにくスタッフがどっかに行ってしまったらしく、職員さんもさがしにいかれていて、会えずじまいでした。でも、世の中は基本的にはまざりあって生きるがよし・・・・・
とおもっているので、無事ならばそれもよし・・・・・・・見慣れた自分のお店の作品があちこちに並んでいて、なにやら懐かしい・・・・・・「やあ、ここにいたのかい」などと声かけたくなります。さおりのコサージュをもらい、カードケースを買って、とんぼかえりの見学でした。

みどりさんはじめ、おりおり展は二月一日五時まで・・・・・・イトーヨーカドーイベント会場にて。手織り体験もできます。

ひとつ残ったシクラメンは・・・・・うちの子供になりました。店先から、入り口のカウンターに格上げ。
手造りのラティスに並べると、なんだか誇らしげな美しさです。一人ぼっちから、凛と自立した一輪一輪は
春を待つ面持ちで。静かに立ち並んでいます。

ポエム村の看板の花になり、心細く売れ残ったいつぞやの面影はもうありません。

花って、いいえ、人って変わるんですね。さみしさや悲しみ、苦しさの上に人は凛と立っている。

泣いたことを忘れたのではなく、泣きながらもうつむく面をなんとかあげて、踏ん張ってたっていく。

今の私たちのような、花の気高さ・・・・・・陽射しの長さが厳冬のなかにも春の近づきを感じさせます。

ポエム村の春は・・・・・或いはまだかもしれないけれど・・・・・・春遠からじ、冬と信じて・・・・・・・

第一期、保育士時代（２０歳～２５歳）に大和高田市で共に、保育に従事していた長年の友人が信州安曇野、
豊科に住んでいる。おびなた農園は彼女の縁なのだけど、青りんごを遠くから応援してくれている。
連日、厳冬の信州は、やはり雪らしい。二年以上信州とご無沙汰している。そろそろ我慢の限界である（笑）

数年前、おびなた農園に仲間９人で出かけたときも秋なのに雪だった。その時のことを大人はともかく、同行した子供たち、友人の娘さんが鮮明に覚えていて、とてもいい思いでだと話してくれた。いまどき、そんな仲間同士の思い出作りは流行らないからかもしれない。その時の記念写真が今も、青りんご。ポエム村を飾っている。

お気に入りの信州のサイトがいくつかあるが、そのなかに駒ヶ根の毎日更新しているページがあって、連日吹雪か雪空の風景が更新されていた。今日、久々にページをあけたら、青空にくっきりと中央アルプス、駒ケ岳、
宝剣岳がそびえていてほっとした。先日、宝剣岳で滑落事故があったばかりなので、まぶしい白い山が哀しい輝きにみえる。自然の猛威には人間は勝てまい。ともあれ、こんな雪映えの山をみたらもう、うずうずする。

人間は自然からあまりにもかけ離れてはいけないのだ。

時々手伝ってもらうバイトちゃんと、昔話をした。昔といっても三、四年前の高齢者宅配専門店だったこと。

今でこそ笑って話せる。まだすべてが解決したわけではないのだけど、暑さ寒さにつけ通ったお宅お宅は
思い出せば、少し懐かしい。こんな寒さには、凍りつく山の上のお年寄りの配達を思い出す。

みな、スタッフは単独で別々なのだけど、思いではよく似ていて、辛さも共有できること、仕事仲間の醍醐味や
つながりはこんな風にできるのではないかと思う。だからこそ、ほそぼそだけど、スタッフをつないでいてよかったと思う。心の支えの一部なのだ。思いで話しをすれば、嫌なことは忘れて楽しい。
　しみじみと思いでが大切な年代になった。ならの町で、さんざんな事業をしてきたけれど、思いではだれのものでもない。しみじみと懐かしい。共有できる仲間がいてよかった。

寒い昼・・・・・「なんか食べさせて」・・・・庭の植木の剪定職人さんがとびこんできた。お弁当のセットにコーヒーをサービスしてあげた。スローだけれど、確実にポエム村は動き始めている。思いで話しがまたふえるだろう。

一生懸命な去年の夏だった・・・・・猛暑だったというがその暑さが思い出せないでいる・・・・・・