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 JR京終駅前のオーガニックマーケットからのブログです。自然食品やエコロジー雑貨、フェアトレード商品を扱っています。  物語のある製品と作り手の風景を伝えながら事業をささやかにすすめています。
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keikoさんのこの歌大好き!リクエスト

 新バージョンです!この歌大好き!リクエスト
今回は、森山 直太朗の「生きとし生ける物」。昨日テレビで久々に視聴してよかった!
 
「僕は君が想うような人間じゃない。そうさ、そんな人間じゃあない」のフレーズがとくに良い。

「君が想うような強い人間じゃない。」だけど「君が想うような弱い人間でもない。」そんなあいまいな、だけどはっきりと言い切る自分を遠望しながら、自覚している。まさにポエムのやわらかさと鋭さを合わせ持った世界。

彼はここ五、六年で男性ミュージシャンとしては音楽性と文学性を自然と現実に取り入れた数少ない、才能の
持ち主だと想う。デビュー当時の「さくら」は同じタイトルの曲が競って出たにもかかわらず、断トツに光っていると私は思う。歌唱力の手抜きのなさもよい。正統派にしてやわらかい。頑固な詩だけどあたたかい。
 
 とくにこの「生きとし生ける物」は誰にもまねできない作品だとおもいます。

 ちょうど、真夏の配達路、大好きなノウゼンカズラの花が咲いていたころ、この曲を聞きながら、必死で高齢者にお弁当を届けていたのだ。まだ、スタッフも少ない、ほとんど二人だったころだった。

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お金のない実業家  2 ポエム村存続の意義
 また、粉雪が舞っている。一時は吹雪に見舞われた。とくに寒い冬である。

ポエム村の名前が、以外なところで広がっている。フランチャイズ加盟店たちの間で話題になり、苦境に陥ったオーナーさんが駆け込み寺のごとく、相談にこられるのだ。

このポエム村・・・・・お金のない実業家のお店・・・・・何度も何度も、迷いながらここまできた。まだまだ何度も
迷うだろう。人生でこんな苦境は初めてだった。とんでもない失敗からの始まり。でも、ここで生きてこそ、過去も生かされる。ここで生きてこそ・・・・・幸せにつながる。そんなことを繰り返し繰り返し言い聞かせながらきた。

この場所が、人の幸せにつながる。この場所が生きる航路をきり開く足がかりとなる。そう信じて歩いている。

最後まで残ってくれたスタッフも、以前に比べて、仕事ははるかに減ったし、給料もほとんど半分以下になった。それでも、一緒に歩いてくれている。3年4年と続いている。お金だけでは動かない人間の心がそこにないだろうか?「まだ人を雇っている。」などとささやかれているが、そのつながりは他者にはわからない。

相談をいただいた仲間も、すべてはこれからだ。「覚悟」が必要になる。それは、手を差しのべられるものではない。暗い夜道を歩く時期が必要だからだ。それぞれが、それぞれの足で歩く必要がある。
 だけど、月の光は夜道を照らし、逆境を勇気づけてその足取りを力強くするだろう。その足がかりは仲間に話すことができる。そうして、それぞれの人生を一歩踏み出すのだ。振り返っても後悔してもしかたがない。
ただ、つぶやきは、「悪いことはしていない」ポエム村、お金のない実業家。この小さなお店を守る意義はそんなふうなものだと思う。
雪のおはなし
先日の大雪の話しに戻ります。京終駅前は一面の銀世界、レトロな駅舎は普段から、ちょっとした撮影スポットなんですが、その日は撮影する人こそいなかったけど、まるで違う世界のようで・・・・・どこか北国の、無人駅。
 電車に乗って、乗って、乗って、ローカル線に乗り換えて、辿り着いた北国の駅・・・・・そんな感じで素敵でした。  夕暮れの雪の無人駅・・・・・無人駅前の小さなお店、列車待ちのおばさんなんかがオーガニックコーヒーだけを飲みにきてくれて。そう寒い待合室。道を聞く人もいない無人駅。両替もできない無人駅。

駅の待合室のように、立ち寄っていただける。そんなお店になりたいな。雪は生活を変える。郡山に続く車通りのくすのきの大木から、突如、車のフロントガラスに雪、いや雪が凍りついた氷の塊が直撃した。「ばちん!」
とひどい音。フロントガラスが割れたかと思い。・・・・・でも危機一髪、割れずにすんだ。家の小さなサンルーフのようなガラス屋根にも・・・・・・隣の屋根雪が「ばちん!」またひとつ「ばちん!」いつ、屋根が割れるかと。
屋根が割れたら、寒いだろうな・・・・・これっつて誰が弁償するのかな・・・・・雪よ雪・・・・・

観るにはやさしい雪よ雪・・・・・ほんとは冷たい雪よ雪・・・・・・見るにはしあわせ雪よ雪・・・・・ぽとんぽとんとだんだん融ければよいじゃないの・・・・・氷の塊に姿を変えて、何故こんな鋭く落ちてくるの・・・・・雪。
どこから来たのかな。どこへ行くのかな。帰り道、はしゃいだ子供の雪だるま。あっちこっちにひとり、ふたり・・
名刺をもたない青年との出会い(青りんごにて)
「僕が今まで走ってきた世界と真逆のお店です・・・・・」日航奈良の創業フォーラムでしりあった青年は、帰りに
青りんごに立ち寄り、そうつぶやいた。講師の羽根拓也さんの講演上で、遅くに入場して、主人とはぐれ、会場を捜し歩くのは失礼なので、席をさがしていたら、なんと、一番前列の左隅しか空いてなく・・・・・着席はしたものの、「なんかあれば、あてられそう・・・・」と。隣席、近所の参加者と話し合う時間が組み込まれていて、その席での出会いである。

名刺を持たない青年や、今、肩書きのない人も結構いたようで、ちなみに私は、一切肩書きのない名前と住所だけの名刺で通している。詩やエッセイを書くからか、名刺の肩書きは以前から気恥ずかしく、胸を張って名乗るほどの者ではなし・・・・・名前だけは覚えて下さい・・・・・と手渡すのが、自分流。

何をしているのかわからない人間なので、名前だけで引いていく人は、去らば去れ・・・・と追いかけない。

 話しをもどせば、もとホテルマンというこの青年は、会場にいるだけでも辛そうな気配が何度もした。

身体を壊したということで、まだ、自分の世界が前向きに動きだしていないのだろう。奮起して、無理をして
時々力んで話すしゃべりかたが痛々しい感じすらした。傷ついた翼は私たち夫婦も同じ。やっと、顔を上げて
それぞれが歩き始めるようになったけれど、そんな人の弱さを叱咤激励する自分でもないことが、彼を青りんごへ近づけたのだろう。みながそばにいて「誰?」と訊ねるも「知らん」と答えた(笑)

彼はこれからの自分をさがしにきていた。家族に疎外され、子供にも距離を置かれ身体を壊し、多分心も壊し
青りんごのマーケティングを一生懸命話してくれた。「今、線路を乗り換えて、ゆっくり進んで、十年後に大成したらちょうどよいですね。」別れ際に言ったはなむけの言葉に彼は一礼して、まだサラリーマンの名残の残る
冬のコートを翻して去った。青りんごはほとんど女性の店ですが、こんな青年も立ち寄ってくれたらよいなあ
と、見送りました。何故か知らないけれど、今度は名刺を持ってくる彼のようなきがします。名もない彼に乾杯を。
名刺を持たない青年
朝から雪が降り積もる。時間を追えば追うほど激しくなっていく。あ~仕事に行けないじゃない~
ふと・・・・・十年ほど前の事務所時代を思い出した。大雪で家の前のいきなりの坂道が閉ざされて登れない。

広い車道にでれれば・・・・・何とか・・・・・と思ったが前の坂道が日陰の大雪で閉ざされていた。あ~遅刻

意を決して私は開き直る。「よし!計画変更」などと強い意志ではなかったが、仕方なく、お弁当箱にご飯と
昨日のおでんをつめ、靴は滑りにくいスニーカーに履き替える。事務服ではなく防寒着を着込み、徒歩で表にでた。ざっくざっく・・・・・外は思いのほか、大雪で車は一台もない・・・・・降雪は峠をこしたのか陽射しが明るくさしている。だけど、人影はない・・・・車どおりにも車一台走っていなくて、斑鳩の法起寺の三重塔が雪化粧していた。爽快な銀世界。雪道を踏みしめて歩く。車で15分足らずの通勤が雪道をそろそろ歩いて一時間15分。

「歩いてくるなんて・・・・・」仕事仲間にあきれられたけど、今では一番印象に残った良い思いで。そう、
逆境こそが、人生謳歌のチャンスなのだ。この雪を楽しまなくてどうすんのん?もう一人の自分が呼びかける。

「よし!重い荷物を減らせ減らせ!」私は駅までの歩く覚悟をきめた・・・・・折りしも宅急便のおじさんが配達に。「車、大丈夫ですよ」の言葉にあっけなく私の思い出作りの出勤は計画倒れに終わった。

で、ここではっとブログのタイトルに気づく。「名刺を持たない青年」は一体どこに出てくるの?

これは、昨日日航奈良で行われた「創業フォーラム」で隣に居合わせた青年のこと。

青りんごを訪れた彼は、お店のコンセプトを聞いて「僕が今までやってきたスピードの世界と真逆の世界です・・」とつぶやいた。彼の言葉から、次のブログは始まります・・・・・・・
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