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 JR京終駅前のオーガニックマーケットからのブログです。自然食品やエコロジー雑貨、フェアトレード商品を扱っています。  物語のある製品と作り手の風景を伝えながら事業をささやかにすすめています。
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半島が好き・・・・・
大陸から抜きん出ていく半島って何だか、面白いと思いませんか?

海に向かって海を切り裂いていく・・・・・日本地図を見れば、能登半島や房総半島、渡島半島など・・・・・

ぐいぐい生きてる感じがします。    そこはきっと風あたりも強くて、年中風が吹いているみたい。

   なあぜ、あんな半島が出来たのかしらん・・・・・形もいびつだし、ぐにゃぐにゃして変な格好、

   性格も・・・・・フフ、歪んでいそう^^      でも何だか魅力的・・・・・・

20代のころの旅で能登半島突端に行ったことがあります。    夏の終わりで晴天だったので明るくて風も穏やかでした。     禄剛崎の灯台がきらきらしていて堂々としていた。    灯台って、孤独だよね。

 ああ・・・・・半島は陸地からぐいぐい拓いていって、突端に孤独な灯台がぽつんと・・・・だから魅力なのかな

何だか、人を寄せ付けない・・・・・もう後戻りもできない。    海へ向かって生きるしかない。だからかっこいいのかな。     ぽつんと孤独な灯台よ・・・・    海を割いて伸びてゆけ・・・・・半島のなかの小さな村たちを従えて・・・・・・海のなかで逃げることもできず、灯台は立ち尽くす。そして海を照らす。

その宿命に耐え、その宿命を生き、毎夜日没後に海を照らし続ける。     半島の端っこの灯台たちよ。

海を護り、   人を守り、     ただ抜きん出たために半島は振り向かず、たどり着いて立ち尽くす灯台よ。
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湖をたずねて・・・・・・
  小さいころから湖が好きでした。   中学の修学旅行で、東京~箱根に加えてなぜか日光が含まれていました。     日光には、あこがれの湖の一つ、中禅寺湖がありました。  いろは坂をぐんぐん登っていき、湖のほとりの宿泊地に着いたのはもう夜だったような・・・・・・

 霧の流れる静かな、まだ春の来ないひっそりとした湖水でした。

何か、ドラマや映画の似合う、素敵な湖面でした。    標高の高いところにあるために、その空気感は冷え冷えと爽やかでした。   そびえる男体山はわずかに雪を残し、来たことのない北国の旅情を感じたものです。

 その時、私は親友と二人、ずっと二人バスもホテルも一緒でした。  クラスの男子の一人がずっと意地悪でそのバスの思い出は嫌な思い出なんですが・・・・今となってはどうなんでしょう。  男の子の気持ちなんて全然わかりませんでした。     中禅寺湖にはもういちど行きたいと想います。   

  いつか行けると思っていたら、随分年をとってしまいました。   あの、いろは坂、乗り越えられるかしら。

その坂のはての、神秘の湖・・・・・中禅寺湖。   今でも静かにたたずんでいるのでしょうか?それとも・・・・

かなりの年月が過ぎたので、変わったかもしれません。 人生なんてあっと言う間ですね・・・・・霧のたつ湖。

ちょっと、時代錯誤な少女チックなセンチメンタルな思い出です。    
また夏が終わってしまった・・・・二人で行きますか
  ブログの月日があいてしまい、今年の夏は終わりました。

何年前か・・・・・「さあこれからどう生きよう」というときに、つれあいとただ、ほとんど一日、列車に揺られて過ごしたことがある。          たしか、奈良~京都~敦賀~若狭美浜~小浜~東舞鶴~京都・・・・こんなコースだったかな・・   お弁当を少し分けて食べ、車窓の風景を見渡しながら、乗り継ぎの駅では風に吹かれて。     台風の目の中・・・・というのかな。    心は無風でした。

  秋風のなか、思っていたことは「しょうがないから、また二人でいきますか・・・・・」

そう、人を頼ってもしょうがない。だから、家族と目の前の人と一緒にまた歩き始めますか・・・・・

何かが終わっても、何かが壊れても・・・・夢のかけらを集めてみずうみにちりばめて、また歩こう

 そんな、人生の繰り返し。    振り返っても何もない、何か残しても笑ってすぎよう。

 そう、詩を書くように、さらりとだけど力をこめて風に吹かれて歩いていこう。

自分にしかできない生き方で。   旅は人を無にしたりする。旅は人に・・・・・時々覚悟をくれたりする。

無人駅の軒下で・・・・・また、秋を迎えます・・・・・・
迷い道・・・・・
   名古屋は緑の多い都市だと思う。   一年に二度ほど、買い付けと交流会で訪ねることがあるけれど、
自身が方向音痴ではないだけに、迷うとパニックになりやすい。(方向音痴ではないという自信があるゆえに)

 地下鉄を出て、まばゆい陽射しの大通りに出る。 まっすぐに歩いたら・・・・との覚えから信号を渡りひたすら歩き始めた。     大都市の風景はよく似ている。大きい車線、交通量、並木道、スクランブル交差点、
  名古屋は、それでも深い緑が多いと思う。   名古屋城や公園、ビルよりも昔ながらの風情が強く残っているからなのか・・・・・京都などに比べ、個人の頑固な歴史を感じる町である。

 初夏の陽射しの中を10分は歩いたろうか・・・・・ふと、何か感じて立ち止まった。何か・・・・・とは
「前と違う何か」である。「大きな病院を見ながら並木道をまっすぐ」と記憶していたのだが、何か違う。

並木道・・・・・そう途中から並木の高さに以前と違う感がした。何か・・・・・「ぞっ」とする寒気を感じたのだ。

  畏るおそる、上を見上げて再び「ぞっ!」とした。   並木は道よりもはるか高台から、大きく道全体を覆うように茂っていたのだ。     桜並木だったように思う。   しかし、自分のいる場所からではなく城壁のような高い壁がはるか高くのびてその上に桜並木が並んでいるのだ。   この怖さは初めての体験だった。

同時に「道が違っている」・・・・・二つの異変が私を慌てさせた。   「もどろうか・・・・いや、随分来てしまった。先で道を聞いて違う方から向かったほうがいい」二者択一をせまられながら、「戻るなら早いうち」とつぶやいていた。  「道を間違えたのなら一番最初だ。まっすぐに歩く方角を間違えたのだ。」城壁の高く高く桜の風にざわめく音がする。   「こわい」・・・・・霊的なこわさが明るい大都市の大通りに響いていた。

   「この先で対角線に歩けばたどり着ける」漠然とした計算が私を促し、その不気味な場所を走って通り過ぎた。    道行く人はいない・・・・・大通りを右折したが誰もいない・・・・・でもとにかく、この明るい畏れのない道を選ぶ。   二度と「ぞっ」とする道は歩きたくない。     やっと見つけた工事中のおじさんに道を聞いた。
  「反対方向、結構あるよ」・・・・・交流会の代表者に「遅れる」連絡をして、道を急ぐ。     

 似たような風景の都会では、ふと感じた「違う」が間違いなく正しい。    最近その勘は歳とともに冴えてきた。    「何か違う」そう感じた自分を信じるとたいてい正しい・・・・・・

  名古屋の町は昔と今が共存している。    あの明るい大通りで、数メートル続いた冷ややかな空気と高い並木、   こわいという感じがなければ、私はどこまで歩いていたのだろう・・・・・・・・
つばめたちの旅
 となりが保育サポートセンターなんですが、今年はうちのトマト栽培の土を使ってつばめが巣を作りました。

 先週末まで、子つばめたちが三羽、餌をもらって騒いでいたのだけど、月曜日には誰もいなくなっていました。    四羽のうち一羽は巣から落ちて死んでしまい、残った三羽はむくむくと元気に巣からはみ出して育っていました。親つばめはもう、一日中へとへとになって子供たちに食べさせていましたが、ついに自立の時が来たようです。

 つばめたちは、別れも告げず飛び去っていきました。    あとには親つばめが作った巣だけが残りました。

昨日の夕方、ぺちゃくちゃと賑やかな声がしました。つばめたちが、他のつばめも誘って帰ってきていてみんなでわいわい騒いで飛び交いました。    お話しが聞こえるようでした。

  「ほらほら、ここが私達のおうちだったのよ」「へえ・・・・・」「ねえ、ここにすわろうよ」「こんどはうちにも遊びに来ない?」     そして、こつばめたちは、家とは反対の壁の突出部分に並んで腰掛けて、外を見ながら、いつまでも一緒にいました。「がんばってね」      兄弟たちは、それぞれ自立の道を歩むようでした。

  夕暮れでした。    今日はもうつばめの声は聞こえません。

もう戻ってこないだろうなあ・・・・・・つばめの一日ごとの成長は早いですものね・・・・・

  こんなにつばめにかかわったのは生まれて初めてでした。   保育サポートセンターに通う赤ちゃんや保育士さんと一緒につばめたちの旅立ちを見送りました。   短いお付き合いでした。  むかしむかしの童話でつばめは冬になると南の国へ・・・・・夏を日本で過ごして南の国へ・・・・・ほんとうなんですね・・・・
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