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 JR京終駅前のオーガニックマーケットからのブログです。自然食品やエコロジー雑貨、フェアトレード商品を扱っています。  物語のある製品と作り手の風景を伝えながら事業をささやかにすすめています。
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供養の旅・・・・・岐阜県清見村上小鳥    2
  懐かしい金澤夫妻との再会でした。  教員を退職して始められたペンションは、いつ来ても清潔で気持ちよく、心遣いはかわりません。    朝食だけの素泊まりさえ快くうけて下さっていました。
 お部屋は満室で私と娘はプライベートルームにお世話になることに・・・・それもまた、新鮮です。天然温泉をひいた小鳥川を見下ろすお風呂を頂いて、つかのまの旅気分です。    一人暮らしで大変な思いをしている苦学生の息子は久々の湯船に感動していました。(いつもシャワーだけなんです)

 さわやかな早朝、つれあいはつい早起きしてしまい散策を。   金澤家の六匹のわんちゃんとも再会です。

ゆったりと朝食をいただいて、愛犬の供養を・・・・・思い出の小鳥川のほとりで行いました。後日、夫妻は
その地にライラックと花みずきを植えてくれたそうです。  愛犬も喜んでいることでしょう。

ときにはそっぽを向きながら、ののしりながら、大人になってしまった家族。それぞれの自立の道を歩み始めた家族。久々に集まって旅ができたのはやはり家族を支えた愛犬でした。  高山に程近い北アルプス、乗鞍岳を望む道の駅で、ささやかなお買物。高山ラーメン。  残雪の乗鞍岳に未練を残し、帰路についたひるがの高原ではまだ春の遠い白山がその名のとおり真っ白ないただきを輝かせていたのでした。  前回ここに立ち寄ったのは五年以上前でしょうか・・・・・確実に五年の月日と成長。  小鳥川に誘われて清見村は今も変わりなく私達を迎えてくれる大切なふるさとの村なのでした。
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供養の旅・・・・・岐阜県清見村上小鳥
  この住所は現在、高山市清見町に変更になっていますが私は旧の清見村上小鳥という響きが好きで、またその方が似合うと思い村をつかわせてもらっています。^^

 早くも一ヶ月以上過ぎました。   土曜日の仕事を夕方終えて、久々に家族四人で軽四に乗り込んだのは、
今年四月の上旬のことでした。  四人と愛犬の思い入れのあるこの地に、ある夫妻が愛犬の供養を提案してくれたのでした。    家族の精神的支柱だったこおたがいなくなって、この夏で三年になるのです。

  事業や生活の暗礁と共に心の整理がつかないまま、気がつけば月日が流れてしまっていました。

息子は大学生で一人暮らし、車の免許は数年前取得していてこの一泊旅の運転を一手に引き受けてくれていました。奈良を抜け、京奈和道を通り、京滋バイパスから名神高速道路へと走るころにはまだ浅い春の夕暮れは闇を迎えていました。   東海北陸自動車道へ入るまえに久々のドライブインで遅い夕食を・・・・・ 

 ぼんやりと名古屋の町並みの向こうに赤い不気味な月影がうかんでいました。  もう日はどっぷりと暮れてあたりはだんだんと田舎へ山へ・・・・・。   灯りは少なくなっていきました。  郡上八幡のお城のライトアップを眺めながら、トンネルを越えトンネルを越えて岐阜大和、ひるがの高原へと北上します。

  このあたりは標高も高く、白山の眺めがよいはずなのですが、夜はそれも確認できません。

飛騨清見のインターを降りるころは10時を過ぎていました。   (続)
    
雑踏をさけて非日常の旅へと・・・・・
  何といっても醍醐味は普段から離脱した別の場所に特別の時間を過ごすことにありそうですね。

本当は、近い遠い、長い短いではないのかもしれません。学生時代はみんなそんなに裕福な時代でもなく
修学旅行がたいてい参加できる旅でした。 みんなと一緒にわいわい・・・・・も楽しいのですが、普段と違う場所に乗り物で出かけ、しかも泊まるというなかなかできないことへのわくわく感。   今は海外修学旅行も珍しくなく、反対に中止の学校や、スキー旅行なんていう修学旅行もありますが、私達は小学校時代は伊勢志摩、名古屋。中学校は箱根、東京、日光。高校時代は西、北九州とだいたい日本の歴史や文化に触れる旅。
  いわゆるスキー、ビーチ、ディズニーランドのような「遊び」ではなく、形だけでも「学ぶ」姿勢の旅行だったと思います。   「集団行動」に重点がありました。なので「記念写真」も定番でよくも悪くもみんなで行動しました。  その拘束感が「え~!」といいながら何だか心地よかったものでした。嫌な人とも一緒、でもそれなりの安心感。そんな感じですね^^   実際、出かけてみると普段とは違う友達と仲良くなったり助けあったり、と拘束感のなかにも新鮮味があったように思います。    奈良に住む人間が奈良を歩く観光の人たちをみて「奈良のどこがいいんやろ・・・・」と思うのも訪れる人にとっては奈良が非日常の異国であることが最大の条件ですね・・・・・私にとって、家族にとっての北陸~信州路が心洗うとっておきの場所なのもしょっちゅういけないけれど憧れの非日常だけどちょっと親しみのある・・・・・場所だからです。   子供達が成長しても家族はみんな信州には思いいれがあり、いつか訪ねる場所だと思います。そしてそれは、みんなが繰り出す連休にこぞってではなく、少し人の引けた静けさのなか人の乗らないもので・・・・・私は旅をそんな風に教えてしまいました(笑)
旅のポイントについて
 この旅のポイントは、「喧騒を避けて人の動かないときに動く」につきると思います。

そのかわり、人の溢れる時間帯にはおとなしくしている。・・・・穂高に早めにつくと、安曇野界隈をレンタサイクルでめぐります。 子供も自分の自転車を借ります。穂高からは北アルプスの常念岳の三角錐が美しく、傍らには有明山、大天井岳の山小屋もかすかに見えます。川のほとりの「早春賦」の歌碑が思い出されます。

空気はただ、清々しく風さわやかに・・・・・午前中に遊び、午後は小さなペンションに早めにチェックイン。このあたりは「早めに来てお昼ねしていいよ」といってくれるなじみの気心知れたペンションを選ぶこともポイントです。

 昨夜の夜汽車の旅疲れもあるので、とにかく少しもったいなくても昼はひとまずゆっくりとお昼ねから。
一度、リセットしてから、小さな天然温泉にひたります。  子供達は周辺で散歩したりバトミントンをしたり、
部屋でごろごろしながら本を読んだりします。  スケッチもいいですね。^^山小屋の番人をしていたオーナーの山でのお話や、自然のお話し、信州の雪の深さなどの話を聞きながら、非日常の空間と時間を。

次の日には、大糸線をもう少し南下するもよし、白馬方面へ北上もよし。夕方には糸魚川に着くように動きます。前述した糸魚川は日本海にも面していて海の景色も楽しめます。美山パークには小さな宿泊施設があり、次の朝にはパークで遊び、糸魚川から一路北陸線で帰路につきますが。この旅もまた、富山までは快速など普通電車で日本海と立山連峰を楽しみます。もしお土産がいるなら富山での待ち時間をとって買えばよいし、帰りの汽車旅は北陸の駅弁や駅そばで楽しみます。(続)
早朝の大糸線を南下・・・・・・・

  糸魚川は不思議な町で私が最も好きなまちでもあります。フォっサマグナの通るまちでも有名で、近くにフォっサマグナミュージアムという博物館もあります。  この博物館は私も子供たちも深い思い出の場所です。
美山パークという自然を利用した公園もあり、遠く離れた新潟県の公園で遊ぶというのも子供たちに新鮮だったようです。     この駅から、まず始発の大糸線に乗り山岳展望をしながら信州に入ります。

さわやかな風、できれば窓をあけておいしい空気を楽しみます。糸魚川は日本海に面し、北アルプスも近い最高の町だとおもっています。  小川のきらめきと若葉、姫川の間を縫って高原列車の旅。左に雨飾山を見ながらさて山岳展望の舞台は右側に。白馬三山、五竜岳、鹿島槍、爺が岳、残雪の朝の北アルプスは息をのむ美しさです。  心が洗われる・・・・・といいますがあれは本当に心が汗や涙を流し浄化されているんだそうです。    それがこの大自然を見るとよくわかります。これは二人の子供もつれあいも言ってたことなので確かです。    穂高で下車するまで北アルプスの展望を堪能します。こんな思い出はいつか子供の心にきざみこまれて、大人になるとき、つらいとき、悲しいとき、必ず役にたつと思います。

現に、今も息子はつらいとき「心にアルプスを描く」という言葉を合言葉にがんばる習慣がついています。(続)

 

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